読書感想文の記憶



高校生の頃、読書感想文の課題を提出したら、職員室に呼び出された。

先生が、この本のどういう部分からこんな風に感じとったのか聞かせてほしいと仰ったので、あぁそれはですね…と原稿用紙には書いていない部分についても話をした。先生は、理解を示すように頷いた後、戸高さん(旧姓)ならではの視点や感受性を今後も大切にしてください、と声をかけてくださった。


何の本だったか、何を書いたのかは、すっかり忘れた。でも、この記憶の方が、私にはずっと価値がある。


そう言えば、今、同級生が母校で教壇に立っている。OBとして毎日懐かしみながら過ごしていると、年賀状に書かれてあった。

あの校舎、あの教室、あの職員室で、彼が現役生と向き合っていると思うと嬉しいし、なんだか心強い。きっと今の世代にも、いろいろ繋がっていくんだろう。

今日から3月。今年度を締め括りつつ、新年度の準備を始める頃だろうか。応援してるよ、先生📣

© Naoko Usuki