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まんまの私を味わうこと



先日、クリパルヨガ教師トレーニング(YTT)受講生に向けた90分のヨガクラスを担当しました。


私自身が、同トレーニングの受講生だったときに掲げていた意図は「そのままの自分でいること」でした。

自分の中にあるカッコつけたがりな部分に気づいていたので、受講期間中は、失敗を恐がらずにチャレンジし続けようと決めていました。今考えると、失敗した姿を周りから見られることを恐がらない、ということだったように思えます。

また、例えば、ヨガクラスをリードする練習をするような時、つい生徒に“素敵な表現”と感じてもらえそうなフレーズを使いたくなったりする…そんな自分のことも知っていましたから、自分の体験から自然と出てくる言葉で届けよう、というような意味合いもありました。


そういったようなことを、当時、私はひっくるめて「まんまの私を味わう」と表現しましたが、それは、今になっても繰り返し唱え続けている、お守りのようなフレーズになっています。


ヨガ教師になって日々過ごしていく中で、結局のところ、自分の中でやるべきことをやっている実感があれば、あーだこーだと表面的な装飾をして帳尻合わせをしようとは思わない、ということにじわじわ気づいていきます。

今もクラス中、必要以上の緊張をしていることにハッとすることもあります。でも、その自分を無いものとして演じることにエネルギーを使わず、ともに居ることができるようになっている実感が持ててきました。

クラス後は、たいてい「まだまだカッコつけたがってるやん」と、自分にツッコミを入れています。


先日のYTT生へのクラスの際も、緊張している自分に気づいていました。受講生に有意義だったと感じてもらえる時間にしたい、私にとっても師であるToshiさんもいるし成長を見せたい…自分自分…の私が見えました。いつものようにツッコミを入れたら、視界がクリアになって、目の前の受講生の表情がしっかり見えました。あとはもう、まんまの私でいるだけです。


来週には、受講生たちもトレーニングを終え、クリパルヨガ教師として巣立っていきます。

私はわずかな時間しか携わっていませんが、今後研修会などで共に学び合っていける仲間が増えるのが楽しみです。


このブログの文章では、トレーニングの内容は全く伝えられていませんが(笑)次回のトレーニングの受講生募集も始まっていますから、もし関心がある方はチェックしてみてください。無料説明会もありますよ。



どう見られるか、感じられるかは、私がコントロールするものではなく、受け取る相手に委ねるもの。

だから、私は、ただただ私であろう。

体験したり学んだりして受け取ったものを、使って磨いて馴染ませて、自分の言葉で伝えていこう。

素直に、正直に、

まんまな私を味わおう。


私が生きていくうえで道あかりとなるような、いい名前をつけてもらえたと思います。




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